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原発停止で東京の電気代は上がる一方

 東日本大震災以前と比べて、東京都民の電気代は約3割上昇している。これには化石燃料価格の推移や為替水準などを考慮する必要があるが、ざっくりと理解するのは簡単である。以前は、東京都民の電気の約3割を原子力が担っていた。これが全て火力で代替されるわけである。原子力の発電コストは、9割近くが発電所の建設コストであり、核燃料代自体は小さい。よって発電所の建設さえしてしまえばその後は電気を格安で作れる。一方で、火力は発電コストの9割近くが燃料代である。つまり、すでにある原発を止めて、火発で補うというのは、ローンで買ったマイホームを空き家にして賃貸に住むのと同じなのでニューバランス スニーカーその分の電気代が2倍になるのだ。つまり、3割だった原発を全部止めている現状は、そっくりそのまま電気代が3割増しになるのである。
 これを火力ではなくソーラーなどの発電施設で補おうと思えば、そもそも技術的には非常にむずかしいのだが、仮にできたとしても、恐ろしく電気代が高騰することになるだろう。
 浮島太陽光発電所(筆者撮影)
 浮島太陽光発電所へはJR川崎駅からバスで30分ほどで行ける。川崎市の埋め立て地に、CO2削減技術の研究開発のために川崎市と東京電力のジョイント?プロジェクトとして建設された。パネルの設置面積は約11haにもなるメガソーラーである。2011年8月に稼働を開始した。隣接する川崎市の埋め立て地に2011年12月に稼働を開始した扇島太陽光発電所(こちらは約23ha)と合わせて、浮島?扇島太陽光発電所は当時は国内最大のメガソーラーであり、現在でも最大規模である。
 浮島太陽光発電所の最大出力は7000kW、年間約740万kWhの電力を生み出す。扇島太陽光発電所の最大出力は13000kW、年間約1370万kWhの電力を供給できる。最新の原発の出力は130万kW程度なので、浮島と扇島の34haの敷地を占有し1年をかけて生み出す電力量を約16時間でまかなえることになる(写真の浮島だけなら5時間半)。太陽光発電所は夜は発電しないし、雨や曇りの日は発電量が大幅に減る。ニューバランス レディース天気まかせの発電方法である。楽観的に見ても、太陽光発電が主要な電力の供給源となるのは前途多難だろう。
 そもそも東京都に原発はなく、日本の原子力政策に関する権限もない。もし本当に原発の是非を問いたいなら、国政か、それとも原発立地県の選挙で問うべきではなかろうか。

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